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【釣行記】22.04.23権現堂川 サインコサインでバスを釣れ!? 減水開始の権現堂にバスを追う!【バス釣り奇行(18)行幸湖】

タイトル 数学でバスを釣れ!(権現堂川)

いよいよ減水が始まった権現堂川

 

キモは「中段平場」
春バスを求めて権現堂釣行、その結果は?

 

【事前に狙い目と釣り方、予測を立てたのだ】

 

減水が始まった権現堂川

令和4年4月23日(土)権現堂川行幸湖)

午前5時、現着。
夜明け直後の権現堂、果たしてバスは応えてくれるだろうか。

 

 

減水が始まった権現堂川

公園前エリア、それも東岸にポイントを絞る。日照を考えるとこうなった。

減水して間もないからだろう。湖岸が白かった。

 

 

220423AM5時での水位(権現堂川)

午前5時での水位は AP 9.62m。(この後、6時すぎに9.60mになった)

予想通りの水位である。
バスも思惑通りに飛びついてくれると良いのだが。

 

シングルコロラド・スピナーベイト

計画通りの状況に、迷わず取り出したルアーは。

 

シングルコロラドスピナーベイト」である。

 

...本来ならば名称があるのだろうが、忘れてしまった。

 

これまで、スピナーベイトウィローリーフを使うことが多く、コロラドタイプは滅多に出番がなかった。

しかし今日この日は違う。コロラドの強いバイブレーションがこの釣りには必要なのである。

 

 

護岸のブロック数で深さが分かる(権現堂川)

水位や水深は、県の水位情報でも分かるけれども、現地でも確認できる方法がある。

矢印の部分に帯コンクリートと呼ばれる、平坦なコンクリート部分があるのが分かるだろうか? (写真だと見づらいですね)

権現堂の上段護岸(中段平場より上部の護岸)は、帯コンクリートの下部に平張ブロック(板チョコ状のやつ)が9枚張られている。

このブロックの枚数と高さの関係は一定なので、これで深さを把握することが可能。

 

ちなみに、この状況では中段平場の深さは約1.7mとなっていた。

詳しくはまたの機会に記事にしようかと思うけれど、水位サイトよりも実態に合った水深が確認できる方法でもある。

 

 

取水口 権現堂川

中段平場の肩(水際から6.9m)の把握のために、ルアーをカウントダウンさせるつもりだったけれど、他にも方法があることを思いついた。

 

それは「三角比」を使う、というものである。中学校の数学で習った、sinとかcosとかのアレだ。

 

例えば、直角三角形で夾角が30°のとき、sin30=高さ/斜辺=1/2=0.5 となる。

 

それを図に書くとこうだ。

 

三角関数

※底辺を隣辺、高さを対辺とも呼んでるみたい

つまり夾角30°の直角三角形の高さは、斜辺の半分になる。

すなわち、30°の角度で25mキャストしたとすると、その半分となる12.5m沖合に着水する、ということ。

 

え? 30°なんて角度、現地じゃ分からないって?

確かにピンと来ないかもしれない。

でも90°(直角)なら分かると思う。
だからまず90°の方角を指してみて、それを3等分した角度が30°とすれば分かるんじゃないかな。

 

サインコサインでバスを釣る!?

ちなみに、20mキャストした場合でも水際から10m地点に着水するので、十分中段平場の肩を狙えることになる。

なお、キャストした距離は、リールのハンドル1回転で何m巻けるかを知っておけば簡易的に測定可能。

 

ポンコツの愛機TD-X105PVだと、ハンドル1回転で約51cm巻くことができる。

数投、力まず普通にキャストして、ルアーが手元に来るまでに何回巻けるかカウントしてみると、ハンドル40~50回転だった。

 

40回転×51cm=2040cm=20.4m

50回転×51cm=2550cm=25.5m

 

普通にキャストすると、20~25m程度は飛ばしていたというわけだ。

 

ちなみに、上の図でも書いているけれど、仮に25mキャストしたとして、11.2mルアーを引いてくるとちょうど中段平場の肩の部分にルアーが来ることになる。

ポンコツのリールだと 11.2÷0.51=21.96≒22 なので、リールのハンドルを22回転させたときに、狙うポイントをルアーが通過すると考えることができる。

 

 

このように、計算して水中をイメージし、ルアーを操作すれば自ずとヒット率も上がるのではないだろうか。

 

なお、実釣ではさらにルアーをカウントダウンさせて狙ってみた。

着水点でのカウントは「5」であった。

権現堂の水底にはかなりの雑草が水没していたため、カウントを「4」として草の上づらを引くイメージで釣りをした。

 

 

さて、こんな調子で釣り進めていく。

 

水没した草の先端が出ている

こんな所もあった。

やや沖合に、草の先端が水面からのぞかせていた。
おそらく、中段平場の肩付近から生えていた草だろう。

減水時の写真も

実は夏季の減水中に、同じ所の写真を撮っていた。

それがこれ。
こうして減水時の写真があると、よりイメージがしやすいと思う。

 

 

水没樹木&沈船(権現堂川)

水かさの多い時期の権現堂では、こんなポイントもある。

樹木が水没して格好のストラクチャーを形成している... のだけれど、先行アングラーが。

 

 

 

今回、スピナーベイトを使ったけれど、水没している草が非常に多く、ブレード周りに枯れ草がまとわりつくことが多かった。

スピナベのスイベルに絡む草

こうなると、ブレードが回転しなくなることもしばしば。

草に掛かったルアーを外した直後に、バスが喰うケースも多いため、これは致命傷ともなりうる。

 

そこで、簡単チューンを施した。

スイベルに交換
スイベルなら草が絡んでも回る!

ボールベアリングスイベルを、ノーマルのただのスイベルに交換するだけ。

今やスイベルはボールベアリングが標準ともなっているけれど、藻や草が絡む場所では不向き。
その点、ノーマルスイベルだと回転部が2点あるため、草が絡んでも回転してくれるのである。

 

ノーマルじゃ、回転が悪くね? と思われるかもしれないが、意外と差は感じない。よほどゆっくり引く時とかでない限り問題ないと思う。

それよりも、回り続けてくれることの方が大事なのである。

 

 

バスが釣れなければ数学も絵空事

午前5時過ぎから9時過ぎまでスピナベを引き倒してみたけれど、結論からいうと釣れませんでした。残念。

 

しかし、階段護岸でたった一度だけ、アタリはあった。

キャストしてカウント4、ハンドルを5回転ほど巻いた時に「コツン」ときた。

しかし乗らなかった。ブレードバイトかな...。

 

というわけで、これで釣れればカッコ良かったけれど、結果はノーフィッシュ。

あれこれサインコサインしたけれど、絵空事に終わってしまった。

 

やっぱり事前予測記事、もうやめようっと。

 

最後までお読みくださり ありがとうございました。

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