【釣行記】22.05.10権現堂川 中段平場が露出して釣りやすく!? 連休明けの権現堂【バス釣り奇行(19)行幸湖】
減水中の権現堂川。
権現堂フリークが待ち望んでいること。
それは「中段平場の露出」ではないだろうか?
中段平場が露わになる直前は、とても釣りにくい。ゆえに魚も温存される。
それが減水して平場が現れると、魚の付き場を狙いやすくなるだけでなく、平坦な足場の出現によってラン&ガンがやりやすく、釣りがしやすくなる。
日頃から権現堂の水位をチェックしていると、朝の段階で水位がAP8.02mとなっていた。
これは本日中に平場が露出か!?
中段平場の露出直後に釣りをしたい!
てなわけで、仕事帰りに釣行してみることにしたのである。
午後5時、現着。
水位情報通り、権現堂は中段平場が露出したばかりとなっていた。
平場の肩付近の雑草周りには、魚が隠れていそうに見える。
コンクリートに囲まれた殺風景なフィールド。それが権現堂だ。
しかしこの日だけは、得も言われぬ雰囲気があった。
こんな表情を見せる権現堂は、年にほんのわずかしかない。
今年に入ってから、未だバスを手にしていなかった。
今日こそは釣りたい。
釣れそうな雰囲気を醸し出す権現堂を前に、胸の鼓動は高鳴るばかりだった。
よし。今日はこれでいく。
「MH-1S」である。
ラッキークラフトのシングルブレード・スピナーベイト。
タングステン樹脂ヘッドで、向い風をものともせずにキャストできる。
護岸沿いのベジテーション周りを素早く探るには、コレしかないと思った。
ただ、既に廃番となっていることだけが残念でならない。
いくつもの浮島が流れ着いていた。
MH-1Sをあらゆる角度から引き倒す。
しかし雰囲気とは裏腹に、魚からの返事はない。
こんな感じが、護岸沿いにずうっと続く。
雰囲気はいいのだが.....。
階段護岸。
すでに午後6時過ぎ。ここを狙ったらそろそろ折り返しである。
夕まずめを前に、ルアーを変えた。
「ima(アイマ) USバズ」である。
「キーキー」とか「キュルキュル」といった、金属が擦れるような「スクイーク音」を強烈に発するように設計されたバズベイト。
ペラを回してみると、なんとも不快なキシミ音が出る。
なぜこんなルアーに喰らい付くのかと疑問を抱くかもしれない。
苛立たせるとか、威嚇とかいう人もいるけれど、それが分かるのは魚だけだ。
しかし、時に爆発的に釣れるルアーであることは確かである。
反時計回りに回転するペラの反動で、こいつは右にカーブするように進む。
この右方向に進もうとする性質を利用すると、うまく岸と平行にルアーを引くことができる。
残念ながらこのバズベイトも、既に廃番となってしまった。
世のバズベイトのペラは、その多くが時計回り。引くと左にカーブしようとする。
だから反時計回りのペラはある意味貴重なのである。
夕まずめの権現堂。
露出した中段平場を釣り歩く。
風もいつのまに落ち着き、水面を搔き乱すバズベイトの独壇場かに見えた。
しかし、不快な音を出すこのルアーにじゃれつく気の利いた魚は、権現堂には一匹もいなかった。
どうやら、釣りやすい=釣れるとはならないらしい。
いったい、いつになったら今年のファーストバスが釣れるのだろう?
...で、竿は? 拾えたのか?
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