【釣行記】22.07.10権現堂川 エビで鯛を釣る!? エサ釣りでバスを狙った結果は?【バス釣り奇行(21)行幸湖】
いったいどうしたというのだろう?
権現堂が全然釣れない。
何度釣行しても、権現堂川はそっぽを向いたままなのである。
もともと権現堂は釣れないフィールド。
巻物系、水面系だからかもしれないけれど、それにしたって1度や2度のバイトはあるのが、これまでだった。
それが最近はどうだ?
アタリの1つもないのである。
先日、ルアーの引き上げ時に飛びつくようにヒットしたことがあった。
バスではなくニゴっちだったけれど。
あんな派手なバイト、バスでさえそうそうしないのに。
釣り方が悪いのか? それともスレ過ぎてしまったのか。
魚はいるのか、いないのか。何がなんだか分からなくなってしまった。
そこで考えた。
エサだ。
バスをエサで釣るのだ。
邪道だと言われるかもしれないけれど、ルアーでアタリの一つもないと、魚がいないのか、それともいるのに喰わないのか分からなくなってくる。
何が正しいのか何が間違っているのか迷ってくる。
邪道だろうがなんだろうが関係ない。今は何よりも釣ることだ。エサで釣ることなのだ。
...大丈夫か、このブログ?
前回、浅場にテナガエビがたくさんいた。
まずはこれを釣り、エサとする。バスはエビが大好物だから。
首尾よく大漁だったならば、余ったテナガは唐揚げにでもするとしよう。
晴天の元、辺りに人影はない。
ひと頃に比べたら和らいだものの、昼過ぎの権現堂はやっぱり暑かった。
とはいえ、時折吹きすさぶ風が気持ちよく、見た目よりは過ごしやすかった。
権現堂でテナガエビを狙う場合、ポイントは断然階段護岸、となる。
数種類ある階段の中でも、このようなタイプの場所を選んだ。
テナガエビが隠れやすそう、と考えての選択なのである。
仕掛けはシモリウキ仕様。
ハリは「ハエスレ」の1号。外しやすいよう、スレ針を選択した。
エサは赤虫が最高だろうけれど、最寄りの釣具店にはサシしか置いていない。
まあ虫エサならOKだろう。
久々の魚の引きに、鼻息が荒くなる。
しかし後が続かない。アタリがほとんどない。
むぅ。エビは一体どこへ行ってしまったのだ? 少し前にはよく見かけたのに...。
場所を移動。日陰を狙って橋の下へ。
減水すれば、わずか1.8mの延べ竿でも橋脚わきのポイントを狙える。
水深は50㎝前後。ここならきっとテナガエビが群れを成して、潜んでいるに違いない。
案の定、ここでは多くのアタリがあった。
しかし釣れたのは...
こんなのとか。
わずか5cm程の豆バス。モツゴかと思った。
うむ。肝心のテナガエビが全然釣れやしない。
このままじゃエサバスができないぞ。
仕方ない。
アレを使うしかないようだ。
実はこんなこともあろうかと、あらかじめ庭をえっちらおっちらと掘りまくっていたのである。
そう、「アレ」とはミミズのこと。それもブ太いドバミミズ。
さっそく竿を4.5mの延べ竿に持ち替えると、ミミズのぶら下がった仕掛けを、流れ込みのポイントに放ってみた。
すると、ものの数分でウキが沈んだ。
きた!
あがってきたのは、このバス。
サイズの割にデップリしていて、いかにもテナガエビばかり喰ってそうなバスだった。
小バスだけれども、延べ竿だと40アップかと思うくらい良く引いた。
しかしバスはこの1匹のみ。
仕掛けを投入すると、すぐにアタリは出るけれどどれもブルーギルばかり。
あっという間にミミズがなくなってしまった。
どんだけギルがいるんだ!
もっと掘っておくべきだった...。
今さら悔やんでも、もう遅い。
エサはもうない。ミミズはもうないのだ。
気が付くと、空は赤みを帯びていた。
バスはいた。
ミミズに食らいついてきた。
しかし25cm程度のバスじゃあまり参考にならない。ルアーに果敢にアタックしてくるようなバス達は一体どこへ行ってしまったのだろうか。
...もう一度、掘るか。
そう考えると、権現堂を後にした。
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