思い立ったらブログ書こう。

バス釣り、釣行記(権現堂川他)、資格取得、エッセイ、食、思い立ったこと。

【赤いもの】小学生の頃選んだルアーは「赤」が多かった(今週のお題)

タイトル「赤いもの」

 

釣りを始めたのは確か小学4年生頃。

当時、釣りもしないくせにルアーをよく購入した。いや、正しくは釣りしたかったけれど、バス釣りができる釣り場が近くになかった。

だからルアーは釣り道具というよりも、コレクションみたいなモノだった。そういえば、何とかコレクションって流行ったなあ。切手とか。ドラえもんのエピソードにもそんなのがあった。スネ夫が見せびらかせて、のび太ドラえもんに頼んで... 王カンとかね。

 

話を戻そう。

ルアーのカラー。色。魚を釣るためのものだから、魚のご機嫌に叶う色を選ぶべきだろう。しかし当時は違った。好きな色を選ぶ。そう、コレクションなのだから。魚のご機嫌ではなく自分の好きな色。そうすると、ボックスの中のルアーがどれも同じ色になっていく。

当時の友人のボックスは、見事に「青」に染まっていた。どれもこれも、あれもそれもみんな青いカラーのルアーばかり。実際、彼の青いルアー達はどれもカッコよく、ボックスに敷き詰められた様は精悍で引き締まっていてクールだった。子供心ながらうらやましく思ったものだ。

ポンコツもやっぱり「青」が好きだったから同じように青で揃えたかった。ところが青だとどうしても彼と被ってしまう。カッコいいとはいえ、被りたくはなかった。

子供ながらに考えてとった行動は、「青」以外を買うこと。自分は青の次に「緑」が好きなんだと言い聞かせ、緑色のルアーを買った。そうすると今度は緑ばかりになってしまうからと考えたのが「真逆」の色。

 

そう、「赤」である。

当時の小学生にとって、「赤」とは言わばタブーのようなものだった。ランドセルは今でこそ豊富なカラーから選べるようになり、実際、赤い男の子向けのランドセルもある。しかし昔は赤いランドセルは女の子用だったのだ。

もしかしたら、赤が好きな男子もいたかもしれないけれど、自分の知る限り当時の友人の中に赤いルアーを買う者など誰もいなかった。でも買った。「本当にいいのか」と何度も自問自答を繰り返しつつも被りたくない一心で、買った。

よく考えてみれば戦隊モノのリーダーは「赤」って決まっているし、赤は血の色であり燃え盛る炎の色である。熱い。キン肉マンだって赤いパンツを履いているし、コロコロコミックに連載されていたチョロQ漫画「ゼロヨンQ太」だって、主人公の駆るチョロQ「マグナム号」は「赤い」ワーゲンビートルだ。赤のワーゲンを5台連続で見ると縁起がいいなんて噂もあった。いや3台だったかな?

当時のポンコツがそこまで深く考えて「赤」を選んだわけじゃないと思うけれど、本当は「赤」は決してタブーなんかじゃなかった。ただ心のどこかでやっぱり「青」も欲しかった、という気持ちはあっただろう。

 

小学生の頃買ったルアー「ダイワのスプーン」

当時購入したダイワのルアー(スプーン)。青ではなく、緑や赤をあえて選んでいた。

 

小・中学生の頃買ったプラグ達「赤」

当時購入したルアー(プラグ)。あえて「赤」を選んでいた。

 

ダイワ・ドリンカー(青・赤)

ドリンカー | タカさんの釣り道具箱 (ameblo.jp)より

そして当時の釣友が所有していた「青」のダイワ・ドリンカー。ブルーカラーがとてもカッコよく、憧れた。

 

ダイワ・ドリンカー「赤」

これが自分のドリンカー。やっぱり選択したのは「赤」だった。

これだけは、コイツだけは本当に「青」が欲しかった。小学生の小遣いなんてたかがしれてる。今どきの小学生は理解できないだろうけどね。そのなけなしの小遣いで買うルアーはたったの一つだけ。大人みたいに同じルアーを色違いで購入なんてできるはずもない。にもかかわらず、「青」を選ばずに「赤」を買った。

 

今となってみれば、赤にして良かった。トップウォーターゲームなら赤がいい。こっちのほうがきっと楽しい。見やすいしね。まあ、よくやったよ自分。

ただ、このルアーでバスを釣ったことが未だに無い。購入から40年近く経っているというのに。来シーズンこそはこれで釣りたい。

この「赤い」ダイワ・ドリンカーで。

 

 

今週のお題「赤いもの」

 

最後までお読みくださり ありがとうございました。

当ブログに興味など湧きましたら、ぜひ読者登録していただければ嬉しくて励みになります。よろしくお願いいたします。