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【乙5,6】危険物取扱者 乙6のまとめに取り掛かる。受験票が届き、いよいよって感じ(勉強中その6)【資格取得・科目免除】

タイトル 危険物取扱者 乙5、6 その6

 

今になって気が付いたのだけれど、参考書中に誤りがあることが分かった。書中に疑問点があり、問い合わせのため公式サイトを閲覧したところ、訂正情報の掲載があり判明した。

こんなこともあるので、参考書を購入したらまず出版社のサイトを確認することが大事だと思った。

さて、これまでの危険物取扱者試験 乙種5類および6類の進捗具合や如何に。

 

※独学中の記事につき、もしも誤り等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。

前回の記事(その5)

ponko2-oyaji.hatenablog.com

 

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ここまで乙種の学習はどうなった?(令和3年10月31日現在)

乙種6類の学習にも取り掛かって早2週間。テキストを読み、過去問を解く、を繰り返して過去問はほとんど解けるようにはなった。しかしそれはテキストを読んだ後だからということもある。実際、時間があいてしまってから過去問を解こうとするとアレ? なんてこともあるので、もっと詰めていかなければと思っている。

受験票が届いた

郵送で自宅に届いた。乙種5類および6類を受験するので2通。

これでいよいよ感が高まった。

受験票

 

参考書の不満を少々

試験を週末に控え、今さら感はあるけれど使用している参考書に不満点がチラホラ。評価からしても独学には間違いなくベストな参考書ではあるんだけども。例えば。

表現の統一性の無さ

「過塩素酸」の項で、可燃性物質おがくず、木片、紙等)、有機(アルコール、アセトン、ジエチルエーテル等)と表現している。

 

「硝酸」の項では、のこくず、木片、紙、ぼろ布等有機と表現している。しかも「おがくず」が「のこくず」に表現が変わっている。

 

もしもこれが別の類だったのなら、まあ許せる範囲ではある。しかしそうではなく、同じ乙種6類の中の説明文なのに。

おがくずとは、のこくずのことであり、可燃性物質であると同時に有機物でもあるから、確かに間違ってはいない。

おそらく過去問の出題表現に合わせた結果なのかもしれないが受験生側の立場としては、学習時に少なからず面食らうし頭に入りにくいのではないかと思う。分かりやすい参考書を作ろうと考えるなら、こういった部分は修正していただきたいと感じた。

こんな感じの箇所が他にも見られるので、可能ならば改善してほしい。

乙種6類の危険物各種の性質まとめ

前回記事とも被る点があるけれど、参考書をベースに自分用の表現に置き換え、かつ分かりやすくまとめ直してみた。

過塩素酸(HClO4

○水との関係

  • 水に溶けるが、発熱し、各種水和物をつくる
  • 水溶液は強酸で多くの金属と反応し、酸化物と水素を生じる
  • 無水だと極めて分解しやすく危険なため、水で60~70%に一般に薄めてある
  • 濃度の低い水溶液は、金属の腐食性が特に強い(硝酸も同じ)

○加熱すると

  • 加熱分解し、有毒で腐食性のヒューム塩化水素、塩素を生じる
  • 加熱により爆発の危険

○他のものと触れる、混触すると

  • 強酸化性により、可燃物、還元性物質、有機物、強塩基との反応で発火や爆発
  • 重金属およびその塩類と混触すると、分解し水素を発生する

※可燃物:おがくず、木片、紙、ぼろ布 等

有機物:アルコール、アセトン、ジエチルエーテル

○その他特筆すべき特徴

  • 空気中の水分に作用して、白色に発煙塩化水素を発生)
  • 蒸気は、目、皮膚、気道に薬傷
  • 不安定で、常圧密閉し冷暗所保存でも次第に分解し変色定期的に点検し、変色したものは廃棄
  • 濃硫酸、五酸化二リン、無水酢酸のような脱水剤と混合すると無水過塩素酸の生成につながるので避ける
  • 金属製容器は使用しない
  • アルカリで中和し、大量の水で消火する

○言い方を替えると

★生成関係

  • 一水和物をつくるのは水に溶かした時で、発熱する
  • 水素を発生するのは水溶液が金属と反応した時で、酸化物も生成
  • 塩化水素を発生するのは加熱分解したときで、ヒューム(有毒・腐食性)と呼ばれる。また、空気中の水分に作用して塩化水素を発生し発煙(白色)する

★爆発、発火関係

  • 発火・爆発の危険があるのは、加熱の他、可燃物、還元性物質、有機物、強塩基との反応である

 

過酸化水素(H2O2

○水や他の溶液との関係

○不安定で分解しやすい

  • とても不安定で、濃度50%以上など高濃度のものは皮膚を侵し、常温でも水と酸素に分解し発熱、また爆発性を有する
  • 加熱、日光により速やかに分解し、水と酸素になる
  • 分解防止の安定剤として、無機酸(リン酸など)、尿酸、アセトアニリドなどが添加される
  • 二酸化マンガンは触媒として分解を促す

○爆発性

  • 可燃物や還元性物質と接触すると、激しく反応して発火や爆発の危険
  • 銅、鉄、マンガン、クロムなどの金属粉末およびその塩類、過酸化鉛、過酸化マグネシウムなどと混合すると爆発的分解し、酸素を発生させることがある

  • 塩基性アンモニア接触すると爆発

※可燃物:おがくず、木片、紙、ぼろ布 等

○その他特筆すべき特徴

  • 強酸化剤でありながら、強い酸化剤に対して還元剤としても作用
  • 通気性のある栓を使用し、着色ビン、塩ビやステンレス製容器に保存
  • 殺菌、漂白に用いられる。3%濃度はオキシドール
  • 大量の水で消火する

勉強中

硝酸(HNO3

(硝酸)

○水との関係

  • 水にどんな割合でも溶け、強酸性。その際発熱する
  • 希釈は、水に濃硝酸を滴下する(逆に濃硝酸に水を滴下は危険)
  • 濃度の高いものは吸湿性が強く、空気中の水分と反応して褐色に発煙

○多くの金属、有機物等と反応

  • アルミニウム、鉄、クロム、ニッケルは希硝酸に侵されるが、濃硝酸には不動態(酸化物の皮膜を形成)になるため侵されない
  • 水素よりイオン化傾向の小さい金属(銅、水銀、銀)とも反応する。このとき希硝酸では一酸化窒素、濃硝酸では二酸化窒素を発生。なお一酸化窒素は空気中の酸素と反応して二酸化窒素になる
  • 多くの金属を腐食して、水素や窒素酸化物を生じる
  • 濃硝酸に硫黄を作用させて硫酸、リンを作用させるとリン酸が生成される
  • 加熱、日光により分解して酸素と二酸化窒素を生じ、液体は黄色または褐色を帯びて変色する。(このときも生じる)

※希硝酸は濃度30%、濃硝酸は濃度60~70%。90%濃度は6類試験判定に使用される。

○発火・爆発の危険

  • 前提として、自身は不燃で爆発性はない
  • 硫化水素、ヨウ化水素、アセチレン、二硫化炭素、アミン類、ヒドラジン類などと接触すると、発火・爆発の危険
  • アセトン、酢酸等とは激しく反応し、発火・爆発の危険
  • 可燃物や有機物と接触で発火の危険
  • 木炭やアルコールなどの還元性物質と激しく反応
  • アンモニア接触硝酸アンモニウムを生ずる。(硝安、爆薬の原料)

※可燃物:おがくず、木片、紙、ぼろ布 等

○その他特筆すべき特徴

  • 濃硝酸と濃塩酸を1:3で混合したもの(王水)は酸化力が強く、白金や金も溶かす
  • タンパク質水溶液に濃硝酸を加えて加熱すると黄色になり、アンモニアを加えると橙黄色になる。(キサントプロテイン反応)
  • 皮膚に薬傷をおこす
  • 蒸気は不燃性で有毒かつ腐食性が強い
  • 褐色のビン、ステンレス、アルミニウムの容器を使用する。(希硝酸の場合は金属容器を侵すため使用不可)
  • 漏れた場合、土砂などで流出を止めて吸着させる。または注水により希釈し炭酸ナトリウム(ソーダ灰)や水酸化カルシウム消石灰)で中和、大量の水で洗い流す

○硝酸の性質・疑問点

参考書には硝酸の性質について以下の3点の記載があり、関連した性質を記載したものではないかと思ったのだが、関連性について一切触れておらず確信が持てない。試験対策のみであれば、関連など気にせず覚えればよいのだけれど、なんだかそんなのは嫌なのである。

・空気中の水分と反応して褐色に発煙する。

・蒸気は不燃性で極めて有毒で腐食性が高い。

・光及び熱に弱く、分解して二酸化窒素と酸素を生じる。

公論出版「乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 令和3年版」より引用

 

内容を察すると、次のように解釈できるのではないか?

「空気中の水分と反応して、褐色の蒸気を発煙する。この蒸気は極めて有毒で腐食性が高い。なお、蒸気の主成分は二酸化窒素である」

確信がないので出版社へ問い合わせることにした。(現在回答待ち)

(発煙硝酸)

  • 赤~赤褐色の液体で、濃硝酸に二酸化窒素を吹き込んだもの
  • 空気中で褐色に発煙。(煙は二酸化窒素)
  • 濃硝酸より酸化力が強い
  • 硝酸濃度は98~99%

 

ハロゲン間化合物

(共通事項)

  • 原則無色で発煙性のある刺激臭液体
  • 2種のハロゲンからなる化合物でハロゲン単体に似た性質
  • 揮発性があり酸化力が強いが、単体で爆発はしない
  • 多くのフッ素原子を含むほど反応性が強く、ほとんどの金属、多くの非金属と反応してフッ化物を生成
  • 水と激しく反応してフッ化水素を生成
  • フッ化水素は猛毒で腐食性があり、フッ化水素溶液(フッ化水素酸)はガラスを侵す
  • 可燃物と接触すると激しく反応して発熱、発火させる
  • 消火に水は不可。リン酸塩粉末消火剤、乾燥砂系を使う

 

(三フッ化臭素

  • 融点が9℃のため、低温では固体になり、沸点が水より高い

 

(五フッ化臭素

  • 無色~淡黄色
  • 三フッ化臭素より反応性が高い
  • 沸点が41℃と低く気化しやすい

 

(五フッ化ヨウ素

  • 無色~黄色
  • 融点が9.4℃のため、低温では固体になり、沸点が水より高い
  • 水と反応してフッ化水素のほか、ヨウ素を生じる
  • 酸に触れるとフッ化水素、その他の化合物を生じる

最後に

いよいよ、試験が間近に迫ってきている。乙種5類、6類とも一通り学習が済み、おおむね理解できてきた。しかし6類の学習中の2週間は5類を一切勉強しておらず、どこまで頭に残っているのか不安がある。残りの時間で5類、6類ともに復習をしてしっかり備えていこうと思う。


試験日:令和3年11月7日(日)まで、

    あと「 7

理解度

  5類:★★★☆☆

  6類:★★★★☆

不安度 :★★★☆☆