【釣場】権現堂川(行幸湖)のバス釣りポイントを種別ごとに徹底解説! 特色を知ればきっと釣れる...はず。
公開日:2021-08-30
更新日:2022-01-10
権現堂川(行幸湖)は全面護岸され、周囲を1周できる遊歩道も整備されている非常に釣りがしやすいフィールドである。
このように護岸が続くような釣り場では、ちょっとした変化にも魚が付くことがあるので、見逃さないこと。また、魚が分散しがちで、多く居付くようなポイントに乏しい。
つまり一か所で粘るのではなく、釣れなければ次々と移動する、いわゆる「ラン&ガン」の感覚で攻めるのが吉となる。
以下に権現堂川の代表的なポイントを紹介する。これらは湖内に点在しており、それぞれを移動しながらチェックしてみると良いだろう。
【バス釣りから権現堂桜堤まで熱烈紹介】
権現堂川をエリア分けする
権現堂川は南北に長いフィールド。ゆえに上流側と下流側で状況が異なることも。
そこで、湖に架かる3つの橋を境にして4つのエリアに分け、手前勝手ながら名称を付してみた。各々のエリア分け及び説明は以下の通り。
上流側より順に、
QAってなんだよ
キューピーのスペルは「kewpie」だろ
権現堂川の代表的なポイントとは
- 流れ込み
- 橋脚(橋げた)
- 護岸
- 取水口
- 浮遊物
- その他
以下にそれぞれ説明する。
流れ込みのポイント
権現堂川には40箇所以上の流れ込みが存在する。
これらは流入河川によるものではなく、道路や公園等からの排水、工場敷地からの排水が多くを占めている。したがって、水量が日によって変化したり、場合によっては枯れていることもある。
沢山の流れ込みの中から、自分だけのとっておきを見つけるのも面白いかもしれない。
流れ込みの水量
工場敷地や用排水路からの流れ込みなどは、平常時から水量が多い傾向がある。
このような流れ込みに、エサとなる小魚が見られるようであれば好ポイントと言っていいかもしれない。場合によっては粘ってみるのもよいだろう。
反対に道路排水などの流れ込みの場合、平常時は枯れていることが多い。
それでもバスが付いている可能性はあるが、流れ込みは他にも沢山ある。反応がないようならば、さっさと移動した方がよい。
流れ込みの大きさ
幅が広く深さがある流れ込みほど、ストックする魚の量が多くなるだろう。
また、側溝のサイズというものは、流す水量の最大値を考慮して寸法を決めているのが普通(例外あり)。
よって、サイズの大きい流れ込みは、より多くの水が流れる可能性が高いことを意味する。
なお、権現堂川で最も大きな流れ込みは幅が2.1m程あり、噴水エリアに存在する。
グレーチングについて
鉄製の網状の蓋のことをグレーチングと呼ぶ。
中段平場、もしくは最下段平場に設置してあるが、経年で無くなっている場合が多い。
(落下したものが湖底に沈んでいる可能性が高い)
グレーチングがある場合、秋から春にかけての満水時には根掛りに注意したい。
温排水の流れ込み
工場敷地からの流れ込みの中には、高水温の排水が流れ込んでいる場合がある。いわゆる「温排水」である。
これらの流れ込みでは、冬等に好条件となる可能性がある。
橋脚(橋げた)のポイント
権現堂川には3つの橋がある。上流から順に霞橋、太平橋、舟渡橋。
なお、霞橋には新幹線の橋が交差し、橋脚が複雑に絡んでいる。
機能上、橋前後の道路排水が接続されることが多く、流れ込みとなっていることが多い。
夏季に露出する橋脚、露出しない橋脚
新幹線の橋は夏季に唯一露出する橋脚である。前後2脚あり、中段平場付近に立地しているため、満水時に狙いたいポイント。
その他の橋脚は、夏季最低水位になっても露出せず水中に存している。
橋梁と橋脚
ポイントとしては、橋脚周りはもちろん橋によるシェードがある。
また、橋梁建設時による湖底の凹凸や工事用仮設資材(ゴロタ、土のう等)が残置されていたり、橋上から誤って落下(投下?)したモノ(バイク、自転車etc)が沈んでいることがある。
これらをもし発見できた場合は秘密のポイントとなりうる。反面、根掛りが多くなることも予想される。
橋は間違いなく好ポイント。しかし...
橋周辺は、アクセスが良く誰が見てもポイント然としているため、多くのアングラーに狙われやすい。そのため、バスはスレていることが多い。
橋を狙うときは、時間帯、釣り方等工夫が必要かもしれない。
護岸のポイント
湖全域を覆っている護岸。
どこを狙ったらよいか分かりづらいかもしれない。権現堂川の護岸には大きく分けて平張護岸と階段護岸の2種類があり、さらにエリアによって、あるいは上段部、下段部によって2タイプの勾配がある。
また、上段部と下段部の中間に平場があり、最下段にも平場が存在する。これらを加味し水中の護岸の様子をイメージしながら攻めることが大事である。
護岸がカーブしているところ、平場の前後、階段護岸との接続点など、護岸の変化点もポイントとなる。
階段護岸について
階段状の護岸は、他の平張護岸よりもポイント然としていることは誰の目にも明らかである。その階段護岸にも種類があることをご存じだろうか。
階段護岸には、ざっとみて3種類のタイプがあり、それぞれに2種類の勾配(2割、3割)に合わせたタイプが存在する。
例えばこれら2種類の階段、よりバスが居付きそうなのはどちらだろう?
権現堂に多く生息する手長エビ。
彼らは右のような階段を好むのではないか? それらエビを狙ってバスも右の階段タイプの方に多く集まるのでは? と考えている。
まだ答は出てないドリ。でも、こんなこと考えながら釣りすると面白いドリね。
縁石のある階段護岸
とある階段護岸。縁石が設置されている。
権現堂のあちこちに設置されている階段護岸でも、このように他とは違う「何か」があることがある。
このちょっとした「何か」を発見できれば、釣果に差が出るかもしれない。もちろん、増水してこれらが水没した際には、これを意識してルアーを操作するのは言うまでもないだろう。
想像力で護岸を駆逐しよう
権現堂の護岸。もしかしたら、最も多くを占め、最も魚が居付いているのはこの「護岸」かもしれない。
簡単なようで難解。単純なようで複雑。護岸を制する者は権現堂を制する者なのかもしれない。
取水口のポイント
湖内に7、8箇所ほど存するのがこの取水口である。
取水口であるがゆえに、水が動いているか否かを考慮して攻めると良い。
例えば、水田への取水口(背後にポンプ小屋がある)ならば、水田に水が張っていれば水に動きがある、など。
この取水口には、階段とステンレスポール及びチェーン等によって構成されており、これらも魚が身を寄せるカバーを形成している。
チェーンは横に張った部分等、根掛り注意である。満水時等に備え、夏季水位の際にしっかり様子を覚えるなどしておくとよい。
浮遊物のポイント
権現堂川には様々な浮遊物があり、それぞれがバスが付くカバーとなっている。
以下に説明する。
- アオコ除去装置:全域に存在し、アオコを超音波を用いて分解し放出する装置。キャスティング不可能な程遠くにある場合も多いが、夏季等最低水位になった時のみ届くものもある。
- オイルフェンス:湖面を横断するように設置されている、一般にオイル等の流出を食い止めるための施設。
- 浮島:主に公園前エリアに存する、水質浄化等を図るために投入されたいかだ。固定はされていないようで、湖岸付近にある場合はキャストして狙うことができる。また、まれに湖岸に漂着している場合がある。
- ブイ:噴水エリアにあるカヌー競技用のブイ。岸から届くのはごく一部。
- カヌー桟橋
- 係留船:ブイ、桟橋とともに、係留しているロープ等に引っ掛けないよう細心の注意を払うこと。
その他のポイント
湖中に沈んだ”何か”、もしくは湖底の凸凹などを運よく発見できたなら、それは秘密のポイントになるだろう。
その他、護岸に生える草木なども増水すればポイントとなりうる。
また最上流部には夏季になると浮草が大量発生する箇所がある。これらの周りもポイントとして十分だと思う。
その他、給排水機場付近も格好のポイントとなるが、収容人数が限られる。
バス釣り釣行記
まとめ
権現堂川(行幸湖)内に存在する各種バス釣りポイントについて説明した。
あくまでも「こんなポイントがあるよ」に留めたものであり、実際にどのポイントが良いのか、またそれぞれにどんなルアーでどう釣ったら良いかは、めいめいが実践して確かめていただきたい。
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