数か月ほど前に、危険物取扱者乙種4類を取得した。
危険物取扱者 乙種の免状を取得すると、乙種他類の受験時に「物理化学」と「法令」が免除される。つまり、本来ならば全「35問」に回答すべきところを、「性質・消火方法」のみの「10問」でよく、うち6問に正解しさえすれば良い。これは行けそう。この流れに乗じて一気にいってしまえ、そう考えたのである。
乙種の何類を受験するか?
第4類を取得済みなので、1~3類、5、6類から選択する。なお、試験は2件同時受験が可能。
まずは5、6類を狙ってみようと思う。
5類を選択した理由は特にない。4類を取ったから、じゃ次は5だろ、となっただけである。で、同時に受験ともなると、もう一方はできれば簡単な方がいいというわけで、対象となる危険物の種類が圧倒的に少ない第6類を選択することにした。
参考書を購入
乙種4類受験の時は、適当に良さげと思ったものを即購入。
しかし今回は、もう少し慎重に選んでみる。ココで結果に差が出るかもしれないからね。
おすすめ参考書で検索し、各サイトで勧める参考書をいくつかピックアップ。乙4の時は特化した参考書だったけれど、それ以外だと全類網羅している参考書ばかり。
選択したのはこちらの参考書。乙4の時に参考にしたサイトの一押しで、レビューの内容も悪くない。なにより価格が安い。空き時間を利用してwebサイトの攻略記事も参考にしようと思っていたから、これで十分そう。
なんだかんだで、今回もそれほど慎重じゃなかったね。
試験日を選択し受験を申し込む
令和3年11月7日(日)
この日に決定。科目免除者として既に申し込みも済ませた。危険物取扱者 乙種5類および6類。
試験まで約2か月。これから毎日少しづつ学習していこうと思う。危険物取扱者の資格は、とにかく「暗記」。みっちりやるよりも、少しずつでいいから繰り返すこと。これをキモに合格を狙おうと思う。
勉強というものは、インプットはもちろんアウトプットも大切。頭に入れたことを声に出してみる。誰かに話してみる。ブログに載せてみる。
というわけで、合格までの経過を記事として書いてみようと思っている。
乙種5類の学習の進捗具合は?(令和3年9月12日現在)
まずは5類から始めた。とりあえず参考書を一通り読むところから。
乙種第5類危険物とは何か?
フムフム。この辺りは乙4受験時にも学習しているのである程度は理解している。
これを箇条書きにしてみると。
- 可燃性の液体または個体
- 多くは酸素を含有しているため、空気がなくとも自己燃焼する
- 加熱、衝撃、摩擦により発火、もしくは爆発するものが多い
- 比重が1よりも大きい
- 着火しやすく、燃焼速度が速い
以上から、第5類共通の火災予防および消火方法は、おのずと次のようになる。
乙種第5類の火災予防
- 火気を近づけちゃいけない
- 加熱、衝撃、摩擦に気をつけて丁寧に扱って
- 風通しのよい冷暗所に保管して
- 中には分解しやすいものもある。その場合、室温、湿気、通風に注意
昔、刑事モノのドラマで「ニトログリセリン」という物質が登場したことがあった。衝撃で爆発させないように、みたいに奮闘する話だったのを覚えている。で、実はこれ第5類危険物に該当している物質だった。
乙種第5類の消火方法
- 燃焼速度が速くあっという間に燃焼(爆発)するため、消火が困難
- 初期ならば大量の水で消火する(冷却消火)
- アジ化ナトリウムだけは水による消火はダメ
共通して水で消す、なら覚えやすいのに「アジ化ナトリウム」だけは水はダメなんだって。こいつだけは「乾燥砂」で消火する。紛らわしいけど、こういうところ試験に出そう。
乙種第5類の壁(各品名とそれぞれの性質)
ここまで、乙5類危険物の共通性状を参考書を読んで学習。しかし、この後が問題だった。
乙5の危険物の種類は「17個」(乙4は「30個」以上)
乙4に比べると数は少ないのだけれど、どれもこれも聞いたことのない物ばかり*1、しかも名称が異常に長い。
例えば、
「メチルエチルケトンパーオキサイド」とか
「ジニトロソペンタメチレンテトラミン」てな具合いに...。
しかも別名がある危険物もあったりする。折角特徴を覚えたのにもかかわらず、別の呼び名を知らないばかりに落としてしまう、なんて切ない事態にもなりかねないので、しっかり覚える必要がありそう。
そんなこんなで、品名ごとの性質について参考書を読んだところで、全く頭に入らないだろう、と結論付けた。
では、どうするか?
まずは、まったく聞き覚えのないような各品名のみを、頭に叩き込むことに集中することにした。これをせず、各品名ごとに特長を覚えようとしても、紐付きが出来そうもなかったから。
乙種5類の品名一覧
17個の乙種5類危険物を種類ごとに分類して、それぞれ別名がある物はそれも付して覚えていく。なお、物によっては別名称がいくつも存在するものがあったが、とても覚えきれないので、現時点では1つのみに留めて紐付きしていくことにした。
また、何でもいいから映像と連動して覚えるようにもしてみた。
有機過酸化物
昔、JGTCという自動車レースがあって(スーパーGTの前身)、そこに「ペンズオイル・ニスモGT-R」というレースカーが参戦していた。
ペンズオイル → ベンゾイル みたいに。
硝酸エステル類
ニトロ化合物
ピクリン酸は、鼻のないクリリンが鼻をピクピクさせる所を想像してみた。
ニトロソ化合物
- ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)
異常に長いので、分割してブロックで覚えるようにした。
→ ジ・ニトロソ ペンタメチレン テトラ民
アゾ化合物
- アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)
購入した参考書には、詳細の記載がなかった(重要じゃないのかな?)
これも分割したり漢字交えたり、ブロックで覚えるようにした。
→ アゾ・ビ 水素ブチロ ニトリル
ジアゾ化合物
- ジアゾジニトロフェノール(DDNP)
→ ジアゾ ジニトロ フェノール
ヒドラジンの誘導体
- 硫酸ヒドラジン
大魔神って知らない人多いだろうなあ。
ヒドロキシルアミン
- ヒドロキシルアミン
購入した参考書には、詳細の記載なし(これも重要じゃないのかな?)
「白色の引き網の感想はレーアン大統領」
次の塩類も含め、白色の物質で、短縮して「ヒ、キ、アミ」、保管方法が乾燥した冷暗所で共通なので。
もはやハチャメチャな覚え方だけど、今さら気にしたって始まらない。
ヒドロキシルアミン塩類
- 硫酸ヒドロキシルアミン
- 塩酸ヒドロキシルアミン
その他のもので政令で定めるもの
- アジ化ナトリウム
- 硝酸グアニジン
「アジを塩焼きにして食べる」イメージで。塩は塩化ナトリウムだけど、ナトリウムも塩のイメージがあったので。この辺りはかなり適当。
グアニジンは、メガバスのルアーカラーに「グアニウム」というのがあって、それをイメージ。
最後に
今週はひとまずここまで。
次は危険物の特徴ごとに該当する品名、みたいな感じで覚えていこうと思っている。品名ごとに特徴を紐付けるんじゃなくて、同じ特徴に品名を紐付けるほうが覚えやすそうに思えたから。ただ、まだ品名がスラっと出てこないのもあるんだよなあ。そこをしっかり押さえるのが先かな。
試験日まで、あと「 56日 」
理解度
5類:★☆☆☆☆
6類:☆☆☆☆☆
不安度 :★★★★☆彡