「感性か論理か。フィーリングorロジック? 理屈ばかりのこの社会だもの。趣味くらい好きにやったらいいんじゃないかな」
こんにちは。ポンコツOJです。
やばいのである。前回、前々回と魚が釣れていない。
これは由々しき問題だ。このまま放置していては、後々に取り返しがつかないことになりかねない。早々に手を打つしかあるまい。
魚の気持ちになって、鍋焼きうどんよりそうめんを選んだ。その選択は本当に間違ってはいなかったか。「何を」食べるのかではなく、「どう」食べるのかじゃないのか。その答えを見つけられないまま、向かう所はいつもどおりの場所だった。
令和3年7月30日(金)
またしても、ここ権現堂川(行幸湖・埼玉県)に来てしまったのだった。
【バス釣りから権現堂桜堤まで熱烈紹介】
これまでの権現堂川釣行記 ↓↓↓
21.07.15権現堂川 権現堂に今再び甦る!?ハンディーソナーの実力とは?
21.07.07権現堂川 ヘドン・ビッグバド。それは忘れられないルアーとなる
21.07.02権現堂川 少しの変化も見逃すな!?最後の最後にバスを狂わせたルアーとは?
21.06.27権現堂川 ハンクルK-0ポッパーでスプラッシュバッシング!
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毎日が暑い。夕方に差し掛かっているとはいえ、熱中症を甘く見てはいけない。その対策として真っ先にすべきことは。
飲料水、である。しかもこれはただの飲料水ではない。
「OS-1。経口補水液(けいこうほすいえき)」なのである。何とも医療の匂いがプンプンするようなネーミング。そこいらのスポドリなど全く相手にしていない感がすごい。
先に断っておくが、このOS-1すごくマズイ。いや、ポンコツの感想じゃなくて周りでそんな声をよく聞くのだ。ただし興味深い意見もあった。それは現場監督さんと話をした時。
監督曰く「熱中症になってしまった時はウマい」というのだ。
その真相やいかに。実釣レビューして明らかにしたい。
とはいえ、マズイと分かっているものばかりじゃ嫌なのでこれも用意した。
「ソルティライチ」である。
これは本当におススメ。ウマい。ポンコツはこれが好き。毎年夏を乗り切っているのはコレのおかげと言っても言い足らないくらい。(言いすぎだろ)
ソルティとライチがミックスしてるんだもの。まずいわけがない。美味しく熱中症対策できる、おススメ飲料。
キリン 世界のKitchenから ソルティライチ 500mlPET×24本入
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さて水も確保して心置きなく釣りに専念する。午後5:30スタートフィッシング!
いつもなら。そう、いつもだったら「これでいく」とか言っちゃってポッパーを結ぶところだ。だがしかし、今日はちょっと違う。まだ日も差してる。
考えてもみてくれ。魚はわざわざ水面に浮かんだプラ片なんか食いにきやしない。ぜぇぜぇ言いながら、水底で団扇をあおぎくつろいでいるに違いないのである。
まるで、パンツ一枚でビール片手にスポーツ観戦しているどこかのおやじのように。
そして。
「CB-200」
...これが答えのはずだ。
別名「ムーンサルトクランク」の異名を持つ、ラッキークラフトの秀才クランクベイト。引くとケツを激しく振りながら2m程まで潜る。
こいつを初めて手にしたのは25年も前にさかのぼる。大小様々なラトルと呼ばれるボールが無数に仕込まれていて、振るとジャラジャラとけたたましく鳴る。この月塩な動きと音が時にバスを狂わすのだ。
想像してほしい。
のんびりとくつろぐオヤジの耳元で、激しく腰を振りながらマラカスを鳴らしたらどうなるのか、を。
さて、うんちくはもうイイ。
こいつを使うにはそれなりにコツがある... と考えていた矢先。
「ガツンッ!」
開始早々10分足らずで答えは出た。そいつはCB-200をひったくっていったのだ。
久々の良型。やっぱりオヤジはそこにいた。
いつものようにCB-200を投げては移動を繰り返す。
ここは護岸勾配が変化する所。最下段の平場がここから水中になる。
以前ハンディーソナーを持ち込むなどして、水中の護岸の様子はある程度把握している。
それらを元に、この日は見合ったタックルを用意していたのである。
【権現堂川のポイントを徹底解説】
○の部分を 効率よく釣るために、8フィートのロングロッドを使用。そして2m潜るCB-200。もはやポンコツに死角などない。
そしてルアーの引き方。「ただ引いてくればイイ」なんて呑気なことを言ってる場合ではない。いかに深度2mの底スレスレをトレースしてくるか。それも時折ボトムノックを織り交ぜて引くか、がこの釣りの真骨頂である。
強いて説明するならば。
・ルアーを岸から3m前後の位置へ平行にキャスト
・ロッドを沖側に目一杯伸ばしてルアーを底まで潜らせる
・ルアーの動きの変化で着底を判断する
・着底していない時はルアーの振動が竿先に出る
・着底した時は竿先がツンのめったように動く
・ルアーの状態を判断し、それに合わせロッドの構える高さを変える
・以上はリーリングではなくロッドワークで行うと分かり易い
こんな感じで水中のヘチ際を狙って、CB-200を投げ続けたのである。
すると。
「ガコンッ!」
午後6:15。2匹目が釣れてしまったのだ。これも中々の良型。40ちょいのオヤジだった。
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気が付くと汗がベッタリだった。釣りに夢中になりすぎて水分を取らずにいたのだ。
おもむろにOS-1をバッグから取り出す。すると。
うまい!?
いや、ウマいとは言い過ぎかもしれない。正確には思ったほど不味くはなかった、である。ポカリスエットに少し塩を足して甘みを無くした感じのそれは、夏日のアウトドアに本気で熱中症対策するならアリかもしれない。そう思った。
さて。そろそろ夕まずめだが...ここからどうする?
論理こそ釣りの真骨頂ではないのか?
感性で釣りができればそれで良いのではないか?
釣れたのか? それとも釣ったのか?
何のためにここへきたのか?
...。
よし、最後は... これでいく。
「SUGOIスプラッシュ」である。
やっぱり最後はコイツらで釣りたい。
狙って釣る楽しさ。CBを投げ続ければもっと釣れたかもしれない。
しかしやっぱり好きな釣りが一番だ。もう十分じゃないか今日は。あとはゆっくりと浸れればそれでイイのさ...
夕まずめを過ぎ、辺りはその明るさを失っていく。
それでもポッパーを引き続けた。たとえ釣れても釣れなくとも。
夕闇の中、足早に過ぎ去る時の中で、ポッパーの奏でる水沫音がただただ心地よかった。
対岸奥にもアングラーの姿が見える。彼が何を引いているかは分からなかった。
唐突に思い出した。
ソルティライチ、飲み忘れちゃった... と。
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