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【自作】ワカサギ用のウキ。権現堂川での延べ竿で使いやすいウキが無いので自作した(行幸湖)

タイトル ワカサギ用ウキ


「ワカサギ用のウキ」と検索してみると、出てくるのは氷穴釣り用だけ。
オカッパリでの延べ竿ワカサギ用のウキなどありゃしない。

なので市販の玉ウキやらトウガラシ、ヘラ、ポカンウキなどを流用するのだけれど、使っているうちに「こうしたらどうだろう」とアイデアが湧いてきたので作ってみた。

作るといっても、市販のパーツを使って組み合わせるだけだからちっとも難しくない。

ワカサギ用自作ウキ
右2本が作ったウキ。
左側は既製のトウガラシウキとドングリウキ。なんと40年前に買ったモノ。

自作したウキ、特筆すべきはその足の長さ。そしてヘラトップを使い先端にシモリ玉を付けた点。

 

延べ竿用ワカサギウキのつくりかた

ワカサギウキの材料
材料。
シモリ玉は高浮力な発泡タイプ。ヘラトップはパイプタイプのΦ1.6と1.8を用意した。

 

ヘラトップ、竹串をカット
ヘラトップは適当な長さにカット。ヘラトップ、竹棒が差し込めるようにシモリ玉の穴を拡大する。

 

ダイソーの竹串
竹串はダイソーのコレを使用。一体何個ウキを作るつもりだ!
この竹串、太さが約Φ2.5mmでちょうど良い。

 

竹串に瞬間でコーティングを施す
ヘラトップにオモリを仕込む

左)竹串は防水のため、瞬間接着剤でコーティングする。写真では一部しかしていないけれど、全部コーティングしている。

右)ヘラトップの先端部にオモリとしてステン棒を挿入し、高重心になるようにした。トップの先端に発泡シモリ玉2号(約7.5mm)を取り付ける。
なお、状況に応じられるように、高重心タイプと低重心タイプを作ってみた。

 

トップ用のビーズ玉
先端に取り付けるシモリ玉の代わりに、プラ製のビーズをダイソーで購入。こちらを使った方が良いかもしれない。

 

かんざし仕上げ
それぞれのパーツをエポキシで接着して硬化すれば完成。至極簡単。

自作足長ウキ(かんざし)の特徴

足を長くした理由。

ワカサギ釣りは「誘い」を掛ける必要がある。エサが動かないとワカサギは喰い付かないからだ。(活性が高い時は喰うこともある)
足長のウキは、この「誘い」がやりやすい。

足長は誘い時のウキの移動を抑える

ワカサギに喰わせるために、たえず竿をシャクって誘いを掛けるのだけれど、だんだんと仕掛けが手前に寄ってきてしまう。

そうしたら仕掛けを回収して再び振り込むのだけれど、この一連の動作が手返しを悪くする。数釣りのキモは手返し。足が長いと、最小限のウキの移動だけでネチネチと誘い続けることができる。

詳しくは下の図を見てもらえば分かりやすいと思う。

 

足長ウキの利点

 

風や波が立っている時に自動でワカサギを誘う

ヘラトップとシモリ玉を先端に取り付け、もしくはトップにオモリを仕込んで高重心なウキとする。すると、風や波が立っているときに大きく揺れ、勝手に誘いをしてくれる。名付けてASS(Auto Sasoi Souchi)
通常は手動で誘いを入れ、休憩時やちょっと竿を置いた時でもワカサギを誘い続けてくれるように。

足長ウキ(かんざし)のASS(AutoSasoiSystem)

ただし高重心にするとウキの立ち上がりが悪くなるため、無風時は不向き。


足長ウキの欠点

以上のように、足長のウキは使いやすいけれど、欠点もある。

それは「ちょうちん釣り」のとき。

ちょうちん釣りとは、文字通り提灯を吊り下げるかのように竿先から真下に仕掛けを下ろして、その場で誘いを掛け続ける釣り方。(厳密にはちょっと違うけど)

足長ウキでコレをやると、すごく誘いが掛けづらい。こんな時には足が短い方がいいようだ。

自作ウキの試釣

令和3年12月11日(土)試釣。

このウキを使って、実際に権現堂川でワカサギ釣りをしてみた。

時間は14時~20時。

ほぼ無風で、ASSの具合は見られなかったが、ネチネチと、しつこく誘い続けられることを確認。145匹のワカサギを釣ることができた。全てウキのおかげとは言えないかもしれないけれど、今までのウキに比べると使いやすさは段違い。

視認性も良く、アタリもよく分かるし食い上げアタリも取れる。何より、思惑通り「誘い」がやりやすかった。

令和3年12月19日(日)試釣その2。

風が強い日にASSがどうなるか試してみたけれど、思ったよりも揺れてくれない。
ヘラウキでは、足長はスワリが良いと言われていて、確かにカンザシでもこの傾向が出ていた。足長効果による安定性を崩すほどの更なる高重心が必要かもしれない。

まとめ

ひとまず作った3本をベースにして、試行錯誤して状況に応じたバリエーションを増やしていこうと考えている。

3本のウキの仕様

足長ウキ(かんざし)

No.1(小・標準タイプ)

軽量オモリ使用時の標準タイプ
・シモリ玉(本体)6号(約18mm)
・ヘラトップΦ1.6mm(先端部を使用)×長さ44mm
・シモリ玉(先端)2号(約7.5mm)
・足長さ53mm
・オモリ負荷 1~1.5g

 

No.2(中・ASSタイプ)

波立っている時用
・シモリ玉(本体)7号(約21mm)
・ヘラトップΦ1.6mm(下部を使用)×長さ70mm
 (ステンワイヤー入り)
・シモリ玉(先端)2号(約7.5mm)
・足長さ65mm
・オモリ負荷 1.5~2g

 

No.3(大・極足長タイプ)

高活性時など手返し重視用
・シモリ玉(本体)8号(約24mm)
・ヘラトップΦ1.8mm(下部を使用)×長さ38mm
・シモリ玉(先端)4号(約12mm)
・足長さ104mm
・オモリ負荷 2~3.5g

 

 

最後までお読みくださり ありがとうございました。

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