【釣行記】21.11.20権現堂川 冬の夜釣りに向けての練習? 鉄板バイブやクランクで掴めたものとは?【バス釣り奇行(13) 行幸湖】
「冬の夜釣りに向け、クランクイン!(今回図解多めです)」
こんにちは。ポンコツOJです。
なんだかんだでまもなく12月になる。なのに8月末以来、バスが釣れていない。
寒くなっていくなか、冬のバス釣り、それも夜釣りをしようと考えている。ここいらでいっちょバスをガツンと釣り上げ、締めくくりとしたい。
【バス釣りから権現堂桜堤まで熱烈紹介】
夜釣りにあたり、注意することがある。
それは危険が伴う、という点だ。
昼と夜ではまるで雰囲気が違う。昼と異なり夜は何も見えない。だから釣り場は足場が良く、通い慣れた所、となる。
その点、権現堂川なら全面護岸で、かつ急深な所もなく熟知もしている。これほど適した場所は他に無いだろう。
それでも油断は禁物。実釣ではフローティングベストも着用して万全を期すつもり。
令和3年11月20日(土)
さて夜の釣りともなると、戸惑うに違いない。そこで、夜釣りを想定して釣りをしておこうと、権現堂川へ向かった。
資格試験のこともあって、権現堂は10月以来。途中、見えた富士山は、いつの間にか雪を被っていた。
例年だと11月にもなれば、権現堂は水位が上昇してくる。しかし今年は低いまま。おそらく上流での工事の影響だろう。
工事は川妻給排水機場の下流。利根川から取水をすると影響が出るからだろうか。
まずはこれからいく。
「ダイソー・メタルバイブ14g」である。
ダイソールアーズ中、高評価のインプレをよく耳にする鉄板バイブ。
冬の夜釣りのきっかけになった記事にも「バイブレーションなどの巻物系が有効」とある。そもそもメタルバイブは冬の鉄板とも言われているくらい。
こいつを水中護岸のヘチを意識して引いてくる。
最低水位である現在は、湖水の断面は図のような感じ。
岸から2.4m。この位置がキモだと思う。
これより岸寄りであれば水深は60cm以内。沖側だと水深は1.6m程度。魚がどちら側にいるのか、2.4mを境にして探っていく。
ここで疑問が湧く。
夜、投げたルアーがどこにあるのか把握できるだろうか? 昼間なら飛行中も着水点も巻いている時も目視できる。しかし夜にそれができるのか?
2.4mより沖なのか岸寄りなのか。それにより水深が大きく変わるから、それを意識してルアーを引かねばならない。どこを引いているのか分からなければ、うまく釣りができないだろう。
浅すぎてあっという間に沈むので、カウントダウンは無理だろうし。
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移動を繰り返しつつも魚からの反応はない。
夜釣りをイメージしつつルアーを選択していく。
スピナーベイトを数投キャストしてみたけれど、ルアーが回転してしまうことがあった。
スピナベはよくこれが起きる。夜にこうなるとバックラッシュ*1するかもしれない。暗闇で糸をほどく作業は避けたい。
そもそも、夜釣りにベイトリールってどうなんだろう?
ベイトリールは、ルアーの飛行中にサミング*2したり、着水時にスプールを押さえる必要がある。それらはルアーを目視しながら行っているのだ。それを夜にもできるのか?
試しに目をつぶりキャストしてみることにした。
リールの回転音とルアーの着水音を頼りにして、サミングする。
最初こそ不安はあったものの、ブレーキ作動を強目にして着水音とともにスプールを止めればバックラッシュしなかった。これなら何とかなりそう。
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さらに移動すると、数人で何かを釣っている。
それはワカサギだった。
少し話を聞いてみると、これが結構釣れている。バケツにはザっと見て50匹くらい入っているようだった。ここ権現堂では、冬になるとワカサギが釣れる。年によって良否があるようだけれど、今年は期待できるのかもしれない。
なるほど、ワカサギ釣りも楽しそうだ。次回にでも狙ってみよう。
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それはそうと夜間でのルアーの位置をどう把握するのか?
クランクベイトはどうだろう? クランクには一定の潜る深さがある。それを意識すれば、ルアーの泳行ラインが分かるのではと考えた。
それを確認するため、あるルアーを取り出した。
「CB-100」である。
こいつは、ラッキークラフトのクランクベイト。
名前からも分かるように、引くと1m程度潜るように設計されている。
まずは岸から2.4mまでの範囲にCB-100をキャストしてみる。水深は60㎝。すると、リールのハンドル6回転ほどで着底した。
ハンドル1回転でどれだけ巻けるか把握しておくと良い。取説などを見るとギヤ比が記載されている。例えば、6:1のギヤ比ならば、ハンドル1回転でスプールが6回転する。外径を測ってスプール1回転が何cmか計算すれば、ハンドル1回転での巻取長が算出できる。
(例:ポンコツが使っているTD-Xの場合)
ギヤ比:5.1:1 、スプール外径34mm
糸がスプールエッジより1mm少なく巻かれているとすると、糸巻部の直径は32mm。
なので、スプール1回転の糸巻量は、32×3.14=100.48mm
ハンドル1回転でスプールが5.1回転するので、
100.48×5.1=512.45≒512mm。
よって、ハンドル1回転で約51cm巻き取ることができる。
ただルアーの移動距離を測ればいいだけじゃね?
次に岸から2.4m以上沖合にキャストする。
水深は所にもよるけれど、概ね1.3~1.8m。すると、リールのハンドルを15~20回転で底まで到達することが分かった。CB-100でも思ったより潜るんだなあ。
ハンドル何回転でルアーが着底するかを数える。その数で水深が分かるので、岸から何m位置にキャストできたのか把握できる、というわけだ。
これなら、飛行中のルアーを目視できなくても、着水点が見えなくてもOK。泳層が把握しやすいから、夜釣りにも向いていると思う。
何より、手元に伝わる振動を感じながらの釣りは、暗闇でのモチベーション維持にきっと貢献してくれるに違いない。
それにしても、相変わらずバスは沈黙しっぱなしだ。
いつのまにか日没の時刻を過ぎていた。このままいくと本当に夜釣りになってしまう。薄暗い権現堂でCB-100からの情報を頼りに釣り歩いていく。すると。
「!?」
水中の護岸ヘチに引っ掛かったCB-100をプンッとあおって外した瞬間、ルアーが持っていかれるのを感じた。「バスか!?」と思いアワセを入れると、重みが感じられる。ところがすぐにフッと軽くなってしまった。
結局、アタリらしきはこれのみ。またもやボウズを食らってしまった。
でもいい。夜釣りに向けて確実に「どう釣るのか」分かってきたのだから。
冬の夜釣りが楽しみになってきた。決行はまだ先だけれど、今から妄想は膨らむばかりだ。
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