「早起きは三文の徳」
こんにちは。ポンコツOJです。
令和3年9月17日(金)
明日からの3連休初日。たまには早朝から釣りに行くのはどうだろう?
日の出も幾分遅くなり、夏ほど早起きする必要もない。
早朝からの釣り。
以前なら暗いうちから家を出発、なんて普通だった。でも意気込んで早起きしたとして、もし釣れなかったら? 寝不足と相まって相当疲れが出ることだろう。たぶん午後からは家でゴロゴロモードだ。
そんなこともあって、近頃は午後からゆっくりと出掛け、夕まずめを狙うパターンばかりだった。
そんな時、もみじてるやま (id:momijiteruyama)さんの、こちらの記事を拝見した。
まだ暗いうちから釣りに向かう様子。薄暗いうちに到着した目的地。
これらを見るうちに、昔を思い出してしまった。夜明け前から出発したときの何ともいえないワクワク感のことを。
久々にあの感覚を味わうのも悪くないかもしれない。
そんな訳で、早朝、雨の権現堂を狙ってみようと思い立ったのである。
【バス釣りから権現堂桜堤まで熱烈紹介】
【権現堂川他、行こう・奇行・釣行記】
令和3年9月18日(土)
AM4:50、予定より30分遅れで起床。なんだかんだで家を後にしたのは5:30過ぎになってしまった。夜明け前に出発する作戦は、あえなく失敗。この時ばかりは日頃の不肖なる生活を恨んだ。
それでも、家族が寝ているうちに家を出るのは、なんだかドキドキする。
外は予報通りの雨模様だった。
AM5:50、釣り開始。
やっぱりだ。朝からの釣りはワクワク感が凄い。早くルアーを投げたくて仕方がない自分がここにいる。今まさに、もっとも釣れる時間帯。この点、午後からの釣行とはまるで違う。
幸いというべきか、雨だからなのか、先行者は見あたらなかった。
よし。まずは、これでいく。
「SR-Mini」である。
エバーグリーンのCC・スピナーベイト。これは相当前に購入したものだが、今だに現役販売されているから、需要があるということなのだろう。
エバーグリーン(EVERGREEN) スピナーベイト SRミニ ダブルウィローリーフ 3/4oz プリスポーンダイナマイト #103
雨の朝まずめ。先行者は無い。こんなシチュエーションならば、迷わずダブルウィローリーフ一択である。
昔、同じく同社からリリースされていたVIDEOでそれは紹介されていた。ダブルウィローのスピナーベイトで、デカバスを次々に釣り上げるシーンは、当時のポンコツOJをスピナベの虜にさせるのに充分すぎるインパクトがあった。
それ以来、スピナーベイト、それもダブルウィローをよく使うようになった。1日中スピナベだけ、ということも少なくない。必然的に多くのバスをそれで釣り上げてきた。それだけ信頼の厚いルアーなのである。
SR-MINIをキャストしては移動を繰り返す。
今日の権現堂には、アングラーが一人も見られない。やはりこんな天気だからだろうか。
貸し切り状態の権現堂でロッドを振るうのは自分ただ一人のみ。否が応でも期待は高まっていく。
なにやら工事が始まるようだ。工事中は付近への立ち入りは難しくなるだろう。何より重機の音や振動で釣りどころではないかもしれない。
ふと対岸に目をやると、橋付近にアングラーの姿を見つけた。レインコートに身を包み、彼もまた一心不乱に竿を振っている。しかし釣れている様子はない。
SR-MINIをひたすら引くなか、雨脚は次第に強くなるのだった。
気が付くとキューピーエリアまで移動してきていた。いつの間にか雨もあがっている。
そろそろ折り返した方がいいのかもしれない。時刻はAM8:00を回ろうとしていた。
【権現堂川のポイントを徹底解説】
自信を持って投入したSR-MINI。しかし権現堂は何も答えてくれはしなかった。
どうしてだろう? 条件は悪くないはずなのに。
...しかたがない。これでいこう。
「CB-200」である。
以前の釣行において、短時間で40UPを2尾呼び寄せるなど鮮烈な活躍を見せてくれた、秀作クランクベイト。この状況で、彼の力を借りようという訳である。
【CB-200が大活躍!バス釣り奇行】
しかしそのわずか30分後。水底を引いてきたCB-200の動きが突然止まった。
グイと力任せに手繰り寄せたのだが、これが良くなかった。
引き寄せた糸の先にCB-200の姿はない。まるで、千切れて凧だけが飛んでいってしまった時のように、竿先には、ただ糸だけが虚しくひらひらとなびいているだけだった。
これまで数々の戦果を挙げてきた英雄。CB-200ファイヤータイガーは、永遠に還ってくることはなかった。
...
気を取り直して、ポイントを変えることにした。車で噴水エリアまで移動したのである。しかし、CB-200を失った攻撃陣に活気は見られない。後任としてモデルAを投入するも、魚は黙ったままだ。
しかしその時。
「!?」
突然、モデルAの動きが停止した。恐る恐るラインを手繰り寄せると、その先には絡まったラインと光り輝く「何かが」付いてきた。
それは「鉄板バイブ」だった。
時刻は既に12時を回ろうとしている。もうそろそろ潮時なのかもしれない。
ふと足元を見ると、赤い...何かが落ちている。
それは「DUNK」シャッドだった。
どうやら、今日の魚は一家で出張しているようだ。
早朝からの釣りは、引き時を誤ることがある。腹も減ったし、とにかく眠い。もういいや。早く帰宅してゴロゴロしたい。今はただそう思った。
「次回からは、やっぱり午後からにしよう」
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