【釣行記】21.07.15権現堂川 権現堂に今再び甦る!?ハンディーソナーの実力とは?【バス釣り奇行(4)行幸湖】
「五感を研ぎ澄ますこと。感性で釣りをすること。理屈抜きで釣りをしようとしたとき自分には何ができるのか」
こんにちは。ポンコツOJです。
今度の月曜、7月19日が休みだと思っているヒト! 手を挙げてください!
ポ「ハイッ!釣り行く予定です!」(仕事しろよ)
令和3年7月15日(木)
開けても暮れても権現堂川(行幸湖・埼玉県) 今回もまた行ってきた。
【バス釣りから権現堂桜堤まで熱烈紹介】
ponko2-oyaji.hatenablog.com
これまでの釣行記 ↓↓↓
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今回の釣行は、いつものそれとは違う。
このフィールドで何ができるのか?
ポンコツには何ができるのか?
前回の釣行で水中の護岸の様子がどうなっているのか、少々気になっていた。
そこで、こんなものを用意した。
購入した当時。それはバスブームの真っただ中だった。
ブームに乗り、フィールドというフィールドは人で溢れかえっていた。
魚の絶対数に対して人の数がアンバランスなのではないかと思いたくなるくらいに。
当然、なかなかバスは口を使ってはくれなかった。
そんなポンコツを尻目に、船上でバスフィッシングをなさる方々は、当たり前のように魚探を駆使していたのである。
魚探さえ使えれば... 魚探さえ...。
そう考えていたポンコツの前に突如現れたのが、このWSハンディーソナーだったのだ。
さて、うんちくはもういい。
こいつを...
WSハンディーソナーをひと思いにブチ込んでやるだけでイイ。
さすれば、疑問点は解消されることだろう。
時刻は午後5時30分。調査スタートなのである。
黄色のフロートを纏った発信器を右手に携え、ブンブンと振り回しながらまるでカウボーイの投げ縄のように放り投げると、それは綺麗な弧を描いて宙を舞っていった。
アメリカ西部開拓時代に生まれていれば、人生変わったかもしれないと思う一瞬であった。
さて、ここからはケーブルを手繰り寄せれば、WSの画面には水底の様子、あわよくば魚まで映し出される、といったあんばいである。
ところが事態はそう簡単ではなかった。
なんと、WSの液晶画面が薄くほとんど画面が見えなくなっていたのである。
老眼によるものか?
いや違う。
20数年にも及ぶ時が、液晶を劣化させてしまっていたのだ。
おまけに発信器の調子が悪いのか、時折、何も映らなくなる。
水中の様子を洗いざらし、どころの話ではない。
それでも何とか次のことについて突き止めた。
- 沖の水深は、ほぼ2mで一定
- 水際より2m程(2.2~2.4m位)の位置で急に水深が2m→0.8mに変化する
分かりやすく断面図に示すとこうだ。(フリハンすいません)
魚探の安定性に不安があるものの、この図の通りだとすれば魚が居つきそうな場所というものはすぐに分かるだろう。そう、水深が急に変化する所である。
つまり、岸際より2m少々の付近を舐めるようにルアーを引けば、おのずと魚とのコンタクト率が飛躍的に上昇するというわけだ。
...
そうこうしているうちに、いつの間にか時刻は18時を廻っていた。
しからば... 今日はこれでいく。
「NW-02」である。
LUCKY CRAFT【ラッキークラフト】NW-Amigo 02
前々回、最後にバスを呼び寄せてくれた功労者。
今回も大いにご活躍願いたいところだ。
NWとは、ネットワークメンバーズと呼ばれるラッキークラフトが発行している会員誌で、こういった付属ルアーが会員に送られている。で、これは2002年版のモノ。
※メンバーズ限定ルアーはその後、「amigo」の冠を加えた名称で一般向け販売された。
バズベイトというカテゴリに分類されるこのルアーは、その「プロペラ」状の羽根が回転することによって水面を搔き乱しバスを誘惑する。
夏のこんな暑い日は、魚も食欲がないことが多い。暑くてたまらないのだ。
そんな時には人も魚も「扇風機」にあたって涼みたいものなのである。
さて、コイツの使い方だが。
ひたすら投げて、ただ引いてくるだけである。
適度に竿を高く掲げ、水面からルアーが沈まない程度のスピードで。
注意点は、同じ所を何度も何度も通すようなルアーじゃないってこと。
魚の居そうな所を通し続けることを意識し、引いてきては移動を繰り返す。ただそれだけだ。
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さて、今回のエリアにも階段護岸があった。
階段護岸というと、前回釣行での成果が記憶に新しい。
期待に胸を躍らせ、扇風機を投げ続ける。
岸と平行に扇風機を引き続ける。
更に進むと、この階段護岸には流れ込みが併設されていることが判明した。
どちらか片方だけでも好ポイントなのに、今、目の前でまさに二つの好ポイントがドッキングしている。否が応でも期待は高まるばかりである。
しかしこの流れ込みには、「水の流れ」が存在していなかった。
さらに移動を繰り返す。
すると水中まで伸びた ーーー 手摺のような、何かを見つけた。
水中まで伸びた、それは手摺なのか柵なのか...
しかし、もうどちらでもよかった。
どんなに扇風機を回しても、誰も涼みには来てくれなかったからだ。
【権現堂川のポイントを徹底解説】
ponko2-oyaji.hatenablog.com
ふと沖に目を移すと、そこには「浮島」があった。
水質浄化を図ったものなのか。
はたまた渡り鳥の聖地の形成か。
夕方とは云え、まだまだ暑かった。
うちわが欲しい、そう思ったとき...
ネコである。
それも三毛猫。
そう言えば、三毛猫というやつはほとんどがメス、と聞いたことがある。
バスはというと、どちらが多いのかまでは分からない。
しかし、より大きくなるのはメスであると、どこかで聞いた。
そうだ、ネコをじゃらしてみよう。
ただ引くだけでは、バスも遊ぶ気になれないのかもしれない。じらすように、じゃらすルアーが今は必要なのだ。きっとそうだ。
となれば、あとは... これでいく。
「ポップR」である。
バスの本場、アメリカはレーベルのルアーである。
ポッパーと言えばポップRといっても過言ではないほど、誰のBOXにも入っている名作ポッパーだ。
無論、ポッパーならメガバスの「POP-X(ポップX)」の名を挙げる人も多いだろう。
しかし、今日のいかにもポッパーたるスタイルを最初に確立し、現存する多くのポッパーの原型ともなったこのポップRこそ名作中の名作と断言したい。
そしてルアーカラーの選択も非常に重要だ。
数ある色の中から「ピンク」を選択。
とてもポップな、じゃらすには最適のカラーである。
*
ポップRをひたすら投げ続ける。
ここで何ができるのか。ポンコツは何がしたいのか。
あてもなく答えを探し求めてひたすら投げ続ける。
しかしポップRは何も答えてくれはしなかった。
ただその大きな口から飛沫を飛ばし続けるだけだった。
辺りはサラサラと黄昏の様相を呈していた ー。
午後7時30分。
とうに終演の時刻は過ぎていた。
あと1投だけ、と言いながら何度も何度も繰り返し投げ続けていたのだ。
...ふと思った。
本当に暑い時は扇風機よりクーラーの方がいい... と。
早く帰ってホップの利いたビールが飲みたい、と。
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後から思ったのですが、今回のワンダースワン用の魚探に代わるモノがないか調べたところ、こんなものを見つけました。比較的お値段も優しく、ワイヤレスのため取り扱いもしやすそう。ポンコツは近々購入しようかと検討中です。