「調子が悪い時もあるだろう。不安でたまらないこともあるだろう。もう駄目だと思うかもしれない。でもそんな時こそ、じっとこらえて最後まで信じ抜くことが大切なのだ」
こんにちは。ポンコツOJです。
令和3年7月7日(水)
7月7日は七夕。しかし仕事中に考えるのは天の川より権現堂川。
(仕事しろよ)
前回の余韻が醒めぬまま、また行っちゃいました。
【バス釣りから権現堂桜堤まで熱烈紹介】
ponko2-oyaji.hatenablog.com
前回、前々回の釣行記 ↓↓
*
今回は今までとは別のエリアから始めようと思い立った。
釣れた場所にまた行こう、と思うのは釣り人の性。しかし他にもっといい場所があるかもしれない。そう思っての選択なのである。
17:20、スタートフィッシング!
...
しかし、どうしてしまったのか、いつものフィールド全景写真を撮り忘れてしまう。
着いてから感じた「釣れなさそう」な雰囲気のせいなのだろうか。
...
何はともあれ、まずはここから始める。
この付近の護岸は、前回訪れた場所のような最下段の平場が見当たらない。水深を測ってみるも、水没している様子は推し量れなかった。
どのルアーからいくか?
しばし迷ったが、これに決める。
今日は... これでいく。
「スカルスピン」である。
...いや、待て。
スカルスピナーベイトだったっけ? 忘れちゃった。
まあ、いい。
アクアフリークというブランド名だけはよく覚えている。
当時、スピナーベイトのアッパーアームを細くして「ヴァイブレーション」を謳ったモノが多く出ていた。これもその一つである。
経年変化でラバースカートが取れてしまったが、どこかのサイトでこんなスタイルのモノが時にいいらしいと知り、あえてそのまま持ってきた。
さて、うんちくはもういい。
こいつをただ投げて引いてくればいい。
時には表層を。
時には中層を。
時には底スレスレを。
引いてくればいい。
...
しかしどうしたというのだろう。
まったく釣れる気がしないのである。
釣りを開始して30分も経たないというのに。
...
テクテクと釣り進むと、やがて階段状の護岸が見えてきた。
階段状の凸凹部を魚はきっと好む。権現堂では、実績のあるポイントと言っていいだろう。
【権現堂川のポイントを徹底解説】
ponko2-oyaji.hatenablog.com
ルアーを投げては、呼び掛けるかのように操作していく。
水中まで続く階段をイメージしながら。
しかし意に反し、魚から返事が返ってくることはなかった。
その後も、ポッパー、バズベイト、ミノーと替えていくが何の変化もない。
釣れる気がしないのである。
前回釣った場所へ行くべきだったのだろうか。
水質が悪いせいなのか。
もっと沖目を狙った方がいいのだろうか。
完全に自分を見失ってしまっていた。
ふと対岸へと目を移すと、数人のアングラーが竿を振っているのが見える。
...しかし釣れている様子ではなかった。
今日はダメかもしれない。
思えば前回、前々回とも運が良すぎた。ここ権現堂は、そういつもいつも釣れるようなフィールドではないのだ...。
開始から、もう1時間あまりも経過していた。
そろそろ折り返して、釣り戻ることにする。
きっと今日はもう駄目だ。
全然釣れる気がしないし、集中もできない。
しかし、ふと思った。
もう1時間... じゃない。
まだ1時間... だ!
残り1時間はある。
最後の最後に、覚悟を決めた。
もう... あとはこれでいく。
コイツを投げ続ける。釣れてもたとえ釣れなくても。
「ビッグバド」である。
バスの本場、アメリカはヘドンのルアーである。
ビールのラベルを付したこのヘンテコなルアーは、時に爆発的にバスに効く時があるのだ。それに賭けたのである。
ヘドン ビッグバド Heddon BIG BUD 【1】 BON 約18g
*
ビッグバドを投げ続ける。
迷わず引き続ける。
さっきまで歩いてきた湖岸を釣り戻りながら。
爽やかな夕風がとても気持ち良かった。
そうこうするうちに、先ほどの階段護岸まで戻ってきていた。
階段とのキレメよりやや遠くに投げると、慎重にルアーを引いてくる.....
階段部分との境目。こういったキレメで釣れることが多いことを、過去に幾度となく経験している。
バドが護岸のキレメを通過するや否や。
突然水柱が上がった!
「ゴバッ!」
思った通りの場所で、そいつはビッグバドに飛びついてきてくれたのである。
...
終演の時刻が過ぎても、バドを投げ続けた。
ルアーの選択が正しかったのか間違っていたのかなんて、誰にも分からない。
今できることは、最後までバドを投げ続けることだけだった。
そう、まるで答え合わせをするかのように ー。
当ブログに興味など湧きましたら、ぜひ読者登録していただければ嬉しくて励みになります。よろしくお願いいたします。